沿岸海色データベース

 名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)陸域海洋圏生態研究部の海洋学研究室では、衛星リモートセンシングによる海色の測定により、水中の植物プランクトンの研究を行っています。植物プランクトンは海洋の一次生産者として漁業生産を支える一方で、増加しすぎると赤潮等の問題が発生することが知られています。植物プランクトンの総量を表わすクロロフィルaは、衛星からの海色リモートセンシング技術で観測が可能になりつつありますが、沿岸域は海水中および大気の光学特性が複雑であり、宇宙機関が主に開発している地球規模での手法では精度がよくないことが知られています。そのために沿岸域では現場にあった補正手法を開発することが必要です。

 当研究室では、愛知県水産試験場・三重大学練習船勢水丸の協力で伊勢湾・三河湾での観測を続けています。それらのデータを用いて、林ら(2015)は伊勢湾・三河湾に関して、大気中のエアロゾルによって起こる大気補正の誤差を減らし、また水中のクロロフィルaを精度よく推定する方法を開発しました。ここでは、この手法で計算した1997年から2015年のクロロフィルaの画像を公開しています。

2015 林正能、石坂丞二、小林拓、虎谷充浩、中村亨、中嶋康生、山田智伊勢・三河湾におけるMODISとSeaWiFSのクロロフィルa濃度の検証と改善, リモートセンシング学会誌、35(4), 2015, 245-259

 このホームページのデータを論文等に利用する場合には、石坂(jishizaka(at)nagoya-u.jp)にご連絡ください。


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 林ら(2015)ではなく、NASAの標準法で計算されているデータは、以下のホームページで取得できます。

衛星データによる赤潮被害削減実証試験